洋楽を聞き流す英語学習は、自分の好きな音楽で勉強ができるので人気がありますよね。
でも残念ながら私の経験上、あまりこの方法はおすすめしません。
外資系の同僚でもこの方法で英語リスニングが上達した人には会ったことはありませんね。
なぜYoutube聞き流し・洋楽を聞くだけでは英語力がアップしないか経験談コミで解説していきます!
聞き流しではリスニング力が上がらない理由
まずは洋楽の聞き流しではリスニング力が上がらない理由を順に見ていきましょう。
TOEIC 400点台から外資系でグローバルに働くまで成長できた経験を元にこれまでの私の実体験をお伝えします。
- 知らない音は聞き取れないから
- いつまでも体系的な知識が身に付かないから
- 結局、ながら作業になるから
- スラングが多い・言葉の区切りがわかりずらいから
- 自分のレベルに合うものが少ないから
【1】知らない音は聞き取れないから
そりゃそうだよ。だってそもそもその言葉知らないんだもの。
洋楽で何て言ってるかわからないこと、多いですよね。歌詞をググってやっと理解できたりします。
同じ洋楽を何度聴いても成長がないのは、そもそも知らない音は認識できないからなんです。
第二言語の習得なので元々知らない言語、例えばフィリピン・セブアノ語は単語すら認識できませんね。
文法や言葉の意味をまずは認識しなければいけません(ちなみにセブアノ語はVSO型。動詞が先に来る言語)。
それぞれの音の意味すらわからないと何度聴いても理解できませんよね。
結構やってみたけど、一向に効果がなかったなぁ。
【2】いつまでも体系的な知識が身に付かないから
英語を”点”として覚えるんじゃなく、体系的に”線”として身につけなかったから実は自分は後で伸び悩んだんだ。
自分自身がビズメイツで体系的な学習をしようと思った理由がこれ。
どの科目でもそうですが、知識を”点”として覚えていても使える形にはなりずらいですよね。
初期段階では知識を体系的に身につけるよう心がけるのがおすすめです。
自分の英会話力が伸びたのは、初期に体系的なテキストで下地を作ってアウトプットしたからだと感じてるよ。
【3】結局、ながら作業になるから
その歌詞、言える?
洋楽を聞くのが勉強になると思っていても結局は『ながら作業』をしてしまうこと多いですよね。
知識を吸収したあとに、洋楽などに触れていくのは有効だと感じています。
一方で、学習初期段階でこれをやってもあまり効率的ではありません。
他のことをしながらではどうしても知識の吸収効率が悪く、短期間で話せるレベルには上達しにくかったですね。
洋楽を聞いていた時間をオンライン英会話に当てた方がよかった…
【4】スラングが多い・言葉の区切りがわかりずらいから
みんなそうだと思うよ。
メロディーに乗せて言葉を分割して発音したりするからね。
これは日本語の唄で考えたほうがわかりやすいのではないでしょうか?
一つの言葉なのに、音節を区切って発音したりしますよね。
【歌詞】最後のキスはタバコのflavorがした。
【音】さ・いごのキスはタバ・コのflavorがした
そのため、『最後』や『タバコ』が一語だとは知らない人には理解しにくいフレーズです。
『さ・いご』って囲碁ゲームのこと?
実はこれ職場のイギリス人に聞かれたことがあります。
日本語でも歌詞カードを見ないとわからないことが多いのに、英語学習初心者が言葉のつながりを認識するのはとても難しいですよね。
【5】自分のレベルに合うものが少ないから
歌によってテンポが違うからね。
好きなメロディの唄が、歌いやすいとは限りませんよね。
でも何回も聞いてみるけど、まったく聞き取れないのはいたって普通のことです。
唄を聞き取るのって僕にも難しいよ。
ノンネイティブの初心者には10%もできないんじゃないかな。
スローテンポの曲や、ビートルズも試してみましたがあまり効果的だったとは言えませんでした。
あれは完全に時間の無駄だった…
まとめ
今回は、リスニング力を上げるためにツールとして洋楽が有効かどうかを解説してきました。
結論、仕事で英語を使いたいなら洋楽よりオンライン英会話にその時間を使った方が効率はいいですよ。
同じ1日30分を使うなら、オンライン英会話に時間を投資したほうが得策です。
A) 洋楽を30分聞く
B) オンライン英会話で体系的に30分学ぶ
洋楽の代替案は下記記事で解説していますので、移動時間も有効に使いたい方はぜひ参考にしてみてください。
- 知らない音は聞き取れないから
- いつまでも体系的な知識が身に付かないから
- 結局、ながら作業になるから
- スラングが多い・言葉の区切りがわかりずらいから
- 自分のレベルに合うものが少ないから
アチービズ英会話は、英語で仕事にチャレンジする人を応援しています!